自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)は、栄光・権力・美貌などのわかりやすいスペックが大好きですよね。
今回は私が体験した具体的なエピソードと共に、なぜ彼らはスペックが大好きなのかについて考察してみました。
是非最後まで読んでみてください!
fa-arrow-circle-right自己紹介
長年、職場の自己愛性パーソナリティ障害の人に苦しめられた経験から、たくさんの本を読んで勉強して、この特性について知識をつけました。私の経験が誰かの参考になればと、自分の体験をブログに書いています。
自己愛さんは権力が大好きの巻
それは、私が入社したばかりの事。
まだ会社の事を知らない私に、自己愛さんが役職の人たちについて話をしてくれていました。
すると、「私は役職の人たちと仲が良いから」という話に。
その時は、私も自己愛さんの事を親切な人だと思っていたので、単純に「顔が広い人なんだな~。」と思っていました。
すると、その話をして1カ月後、自己愛さんが仲が良いと言っていた副社長がフロアに現れました。
自己愛さんのデスクの横を通ったので、てっきりお話をするのかと思ったら…
えっ…スルー…?!
副社長は、とても人懐っこい人です。
その時も話せる人を見つけては、声をかけたり談笑していたのですが、あんなに仲が良いと言っていた自己愛さんの事はスルー。
もしかして嘘だったの…?
いやいや、なぜすぐバレるような嘘をつく?!
そして、そんな嘘をついてまで、権力者と仲が良い事にしたかったのはなぜ?!と、私は疑問だらけ。
そこで当時を振り返りながら、なぜ自己愛さんは、栄光・権力など、わかりやすいスペックが大好きなのかを考察していこうと思います。
自己愛性人格障害は「他者の評価」のみで作られている
自己愛性人格障害の人は、他者の評価で自分が作られていると言います。
普通の人であれば、会社で小さなミスを指摘されたとしても、それが自分の全てではないため気持ちを保つ事ができます。
しかし、自己愛さんは他者からの評価が全てであるため、小さなミスの指摘ですら「私を否定するな!!!」と激昂するのです。
そして、今回のような自己愛さんのスペック好きエピソードを考察するうえで、この「他者の評価のみで作られた脆い自分」。
この特性が大きなキーワードになってきます。
栄光・権力・スペックなどはゆるぎない価値観
栄光・権力・スペックなどは社会のどこに行っても評価される、ゆるぎない価値観です。
この場合「わかりやすい」と言ったほうが、ふさわしいかな?
自己愛さんは、このわかりやすい価値が大好き。
例えば、以下のようなものです。
✔ 役職・権力
✔ 高級車・高級住宅街
✔ ブランドもの
✔ 美貌
✔ 芸能人と友達など
他者の評価のみで形成されている自己愛さんにとって、これらは持っているだけで誰からも評価される最大の武器になります。
しかし、裏を返せば、このようなものを持っていないと安心できないという事でもあるのです。
自己愛さんが権力や栄光・美貌などに異常に執着するのは、自分で自分を認めてあげられない悲しい特性から来ているのかもしれませんね。
まとめ(自己愛性人格障害の栄光・権力好きについて)
いかがでしたか?
栄光・権力・美貌などのわかりやすいスペックが好きなのって、自己愛さんあるあるだと思います。
自己愛性パーソナリティ障害の人と一緒にいると「何で?どうして?」と、疑問に思う事ばかりですが、特性を勉強すると彼らをよく理解する事ができます。
知識は最大の防御です!
他にも、自己愛性パーソナリティ障害について記事を書いていますので是非参考にしてみてくださいね!