今回は、人間関係の悩みを一発で解決する考え方を紹介します。
この記事で紹介する考え方の癖を、少し意識して過ごすだけで、だいぶ楽になるはずです。
ではまいりましょう!
自分にストレスがかかる時ってどんな時?
人間関係において、イラっとしたり、落ち込んだり、強いストレスがかかる時はどんな時でしょうか?
それは、ほとんどの場合が、「自分がこうして欲しいと思っている通りに他人が行動しなかった時」です。
こう言うと、自分がとても傲慢な人のように思えますよね。
しかしこの場合、他人への期待の正当性は問いません。
誰が正しくて誰が間違っているという基準で考えない事。
「私が絶対正しいことを言っている!」という考えは捨ててくださいね。
人として当たり前の事を要求していたとしても、それは「他人への期待」になります。
例えば、このような時、ストレスを感じませんか?
・上司の機嫌が悪くなると、八つ当たりのように自分に厳しくあたる
(期待:人をいじめる事で解消せずに、自分で自分の機嫌をとってほしい)
・後輩が仕事をせず、よくサボっている
(期待:会社内で決められた仕事をちゃんとしてほしい)
・共働きでお互いに忙しいのに、夫が家事育児をまったく手伝ってくれない
(期待:周囲に家事育児を手伝う旦那さんはたくさんいるんだから、うちだってもう少しは…)
・同僚に挨拶したのに無視された
(期待:挨拶は返すもの。ちゃんと挨拶したら返して欲しい)
これらのストレスは、無意識のうちに「人として当然の行いをしてくれるだろう」と、期待をしているからになります。
そして、このような期待があなたを苦しめているのです。
「だって仕事をするのは当たり前!サボる方が悪いじゃん!」と思いたくなる気持ちもわかりますが、これは全てあなたが生きやすくなるための考え方です。
他人に期待しなくなってから、すごく生きやすくなったという人は本当に多いのです。
「人は変わらない・変えられない。変えられるのは自分のみ」を胸に刻むべし
他人への期待によるストレスに陥りやすい人は、正しい考え方の人が多いです。
正しい・間違っているで物事を判断していると、「あの人の行動は明らかに間違っているから、正すべきだ」と考えてしまいます。
恐らく、あなたは間違っていません。
人として当たり前の事、振る舞いを他人に望んでいるだけだと思いますが…ここで残念なお知らせ。
「人は変わらないし、変えられない。変えられるのは自分のみ」
もちろん、強制力のあるルールなどで変える事はできますが、本質はあまり変わりません。
その人が変わるとしたら、自分自ら「自分を変えよう」と思った時だけです。あなたがどんなに正しくても、人を変えるという事は難しいはずです。
正しさで人は変えられないよ。
「人は変わらない、変わるのは自分」と理解できれば、やるべき事が見えてくる
人は変わらないという事が理解できれば、今抱えている人間関係の悩みを解決するために、やるべき事が見えてきます。
例えば、1つのケースを紹介します。
他人に期待をするという考え方
仕事に積極性が無く、常に受け身の後輩がいる。
言えばやるけど、自分で気づいて能動的に動く事は無い。
他部署の後輩を見ると、みんな意欲的でやる気に満ち溢れているのに…。
どうして私の後輩だけ、こんなやる気が無い子なの?
---ここでストレスがかかる---
これは、無意識に後輩にやる気のある態度で仕事をしてほしいと望んでいます。
もちろん、そういった態度で仕事をする方が正しいのですが、ここでは正しい間違っているという考え方は捨てましょう。
ここで考えるのは、「他人への期待を捨てる」「他人は変わらない、変わるのは自分のみ」という事だけ。
そうすれば、自分がすべき行動が見えてきます。
「他者への期待を捨てる」という考え方
他部署の後輩はやる気のある子たちばかりだけど、周りと比べても仕方ない。
私の後輩は、やる気のない受け身のこの子しかいないんだ。
でも、この子、言わないと何もしないけど、指示された事は全てやるよな…。
この子が後輩のうちは、細かくアレコレ指示してやってもらうか。
と、こういった思考になります。
「他人は変わらないので、自分の行動を変える」という考え方の癖を身につける事で、ストレスフルな現状を打開していけるのです。
他人を許すという事は自分がその悩みから解放されるという事
正しい、間違っているで判断している人は、間違った行いをしている人を許すという事がなかなかできません。
「他人を許す」=「負け」だと思いがちだからです。
私が間違っているって言うの?!と、思ってしまいます。
しかし、他人を許す事は負けではありません。
他人を許す事は「解放される」という事。
実は、自分がその悩みから解放される事だったりするのです。
その人を許してしまえば、もうその事を考えなくていいし、悩まなくていい、イライラいしなくていいのです。
こう思うと、許すって悪くないですよね。
いつもより柔軟な考え方ができるようになり、自分の心に優しい思考のクセがついてきます。
例えば、パートナーの浮気だとわかりやすいですかね。
許すというのはとても大変ですが、その苦しみから自分が解放される事だったりするのです。
もうその事で悩まなくてもいいし、苦しまなくてもよくなります。
人間関係のストレスや悩みが一瞬で解決する考え方のまとめ
今回は、人間関係の悩みが一瞬で解決する考え方を紹介しました。
・他人への期待を捨てる。
・人は変わらない、変えられない。変えられるのは自分だけ。
この考え方を胸に刻む事で、自分から様々なアクションを起こして、人生をより良いものにしようとポジティブな行動ができる人間になります。
人よりストレスが多く、悩みがちな人は、人より行動量が少ない傾向にあります。
人生をよりよくするためには、自分がアクションを起こして、現状をよりポジティブな状態に持っていくべきなのです。
人間関係の悩みが、どうにもできないものなら、部署異動や退職も視野に入れて考えてみてください。
とにかく頭で考えているだけでは、現実に何も変化はありません。
現状を変えるには、自らの行動が必要です。
他人に期待せず、現状をよりよくするために、自分が変わる(行動する)
これを少しでも意識するだけで、人間関係の悩みが楽になります。
是非試してみてくださいね。