自己愛性パーソナリティ障害の人って、過去を都合よく忘れたり、書き換えたり、美化されたり…。
頻繁に「記憶の改ざん」が起こります。
目の当たりにした人にとってはまさにホラー現象。
今回は、このホラー現象について自分なりに考察してみようと思います。
fa-arrow-circle-right自己紹介
長年、職場の自己愛性パーソナリティ障害の人に苦しめられた経験から、たくさんの本を読んで勉強して、この特性について知識をつけました。私の経験が誰かの参考になればと、自分の体験をブログに書いています。
「私はあの人と仲が良いから…」(え、嫌がらせしてた人だよね…。)
ある時、こんな事がありました。
自己愛さんの嫌がらせから2年の休職、その後復帰した女性(Aさん)が私と同じ仕事をする事に。
すると、驚く事に…。
自己愛さんはAさんに対して、何事もなかったかのように明るく話しかけにきたのです。
さらに、私に「私はAさんと仲がいいから~」とマウントも忘れません。
さらに、「Aさん、休職したのって何だったのかなぁ~」と本気で不思議がる。
「プライベートでいろいろあったみたいだけど…」とポジティブ変換。
ホラーです。
いや、ホラー映画より怖い。
自己愛さんと長年働いていて、私はこの現象を「ホラー」と呼んでいました。
過去が美化されていたり、都合よく書き換えられていて、本人もそれが事実であるかのように疑わないこの現象です。
記憶の改ざんが起きています。
自己愛さんの「ホラー現象」を経験した事ある?
私は、このホラー現象を何度も目撃しています。
少し気になって、調べてみると私以外にもこんな人がいました。
職場の人が自己愛性パーソナリティ障害なんだけど、散々人に意地悪なことしたり気に入らない人を辞めさせたりしたのに、全部忘れてて良い思い出みたいに語ってたときは寒気した。
引用:ママスタ
えっ?実はこの現象あるあるですか?
「おまっどの面下げて…」と、突っ込みたくなるアレです。
意外と体験している人も多いのかな。
最も怖いのは、本人も美化された過去が事実であるかのように疑わない点です。
どうしてこんな事が起きてしまうのでしょうか?
自分なりに考えてみました。
自己愛さんの思い出が美化されるホラー現象についての考察
基本的に自己愛さんは、「私は悪くない」「私は正しい」という呪いに取りつかれています。
過去を美化したり、都合の悪い過去を忘れてしまうホラー現象は、「無理矢理にでも自分を正当化」という性質からきているような気がします。
私が目の当たりにした今回の件ですが、恐らくAさんが休職した時は自己愛さんもなんとなく後ろめたい気持ちがあったのだと思います。
なぜならその時、Aさんのネガティブキャンペーンが半端じゃなかったから。
「Aさんは少しおかしな人だから」
「Aさんは仕事ができない人だから」
これって、自分の立場があぶなくなった時の典型的な自己愛さんの行動ですよね。
しかし、問題はこの後。
最初は「自分の嫌がらせで」という気持があっても、起きた事実を無理矢理に正当化していく。
すると自己愛さんの中で、その空想の出来事が、いつか本当の事になっているようなのです。
Aさんは自分の嫌がらせで休職
↓変換
Aさんはできない人だから自滅
↓変換
Aさんの休職は私のせいではない
↓変換
だってAさんと私は仲が良い(これが事実)
「Aさんと私は仲が良かった」
これさえあれば、自分にとって都合の悪い事実は全てかき消されます。
そしてAさんが復帰する頃には、最後の結論「Aさんと私は仲が良い」しか残っていません。
それで、今回のような周りをドン引きさせる「ホラー現象」が起きたと私は推測します。
まとめ
今回は自己愛さんの過去が美化されるホラー現象について考察してみました。
自己愛さんは「私は悪くない」「私は正しい」「正しくないと生きていけない」という呪いにかかっています。
なので、起きた事実を無理矢理に正当化するのは日常です。
ある意味、超ポジティブ変換ですよね。
しかし、ここまで行くと冷静な判断ができているのかは謎です。
周囲の人にどう思われるかとは考えないのでしょうか…。
つくづく、ステージで独壇場の舞台に立っているような人だな~と感じました。
ストレスに感じた時は、「自分はこの舞台の観客なんだ」と言い聞かせて、一歩引いて見てみてくださいね!
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