悪口を言われた時に嫌な気持ちになったり傷つくのはどうしてでしょうか?
それは、あなたがその悪口を受け取ったからです。
今回は「悪口は受け取らず返却して、逆に相手を虚しい気持ちにさせてしまいましょう!」という話。
あの有名なお釈迦様の名言もご紹介致します。
✔ 悪口を受け取らないとは?
✔ 超スッキリ!お釈迦様と悪口男の話
✔ 悪口を言われたらどうしたらいい?
悪口を言われたら受け取らない事ができる?
人から悪口を言われると本当に嫌な気持ちになりますよね。
悲しい事に口を開けば人の悪口ばかりという人種は、どこにでも存在します。
私たちには、どうにもできない事実。
うまく付き合っていかないと。
あなたがどんなに清く正しく生きていても、そういう人間に遭遇してしまうと悪口を言われる事もあるでしょう。
そのたびに傷つくのって悔しくありませんか?
そもそも、人は悪口を言われたらどうして嫌な気持ちになるのでしょうか。
それは、悪口を受け取るからです。
悪口を言われたから傷つくのではなく、言われた悪口をあなたが受け取ったからなのです。
私たちには、その悪口を受け取らない選択がある事をご存知でしょうか?
悪口を言われたお釈迦様はこうした!(悪口を受け取らないとどうなる?)
ここでは、お釈迦様と悪口男のお話を紹介します。
あるところに、お釈迦様の人気を僻む男がいました。
悪口男:「どうしてあんなやつが尊敬されているんだ!いまいましい~!」
そこで、悪口男はお釈迦様の行く道で待ち伏せをし、人が集まっている所でお釈迦様を罵る事にしました。
悪口男:「きっと悪口を言われたら、あいつも汚い言葉で言い返してくるだろうな。その様子を周りの群衆に見せつければ、あいつの人気も地に落ちるはず。」
そして、悪口男はお釈迦様の前に出てきて、罵詈雑言を浴びせます。
しかし、お釈迦様は黙ってその男の言葉を聞いているだけ。
見るに見かねて弟子たちが、お釈迦様に尋ねます。
弟子「あんな酷いことを言わせておいていいのですか?」
釈迦「・・・。」
それでもお釈迦様は一言も言い返しません。
男の酷い言葉を静かに聞いていました。
すると、その男は疲れ果ててしまいその場にしゃがみこんでしまいます。
ここでやっと、お釈迦様は言葉を発するのです。
釈迦「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物はいったい誰のものになりますか。」
悪口男「そりゃあ、相手が受け取らなかったら贈ろうとした人のものだろう!」
男はそう答えて、ハッとします。
釈迦「そう。今あなたは私の事を酷く罵りました。しかし、私は少しも受け取らなかった。つまり、あなたが言った言葉は全てあなたが受け取る事になります。」
釈迦「智恵ある者に怒りなし。よし吹く風荒くとも、心の中に波たたず。怒りに怒りをもって報いるは、げに愚かもののしわざなり。」
悪口男「私は馬鹿者でありました。どうぞ、お許しください。」
お釈迦様と悪口男から学ぶ事(ネガティブなエネルギーに惑わされない)
この話から学ぶ事は、悪口などの外部から来るネガティブなエネルギーに決して惑わされないという事。
「よく吹く風荒くとも、心の中に波たたず。」というお釈迦様の言葉の通り、外は大荒れの気候でも心の中は無風。
「あなた…え…?ちょっ…なんか必死だけど…私は少しも傷ついていないっすよ。」という状態です。
他人の悪口や悪意のある行動に影響を受けず、相手にしない事で逆に虚しさを味わわせてしまおうという事なのです。
悪口を言ってくる人というのは、相手を嫌な気持ちにする事が目的です。
そのため、いちいち反応をしていたら、あなたは「いじめたら面白いやつ」「いじめ甲斐のあるやつ」に認定されてしまいます。
最大の防御でもあり、最大の攻撃でもある「無反応・無関心」。
悪口を言ってくるやつなんて、存在しないものとして扱いましょう。
悪口を受け取らないという選択をすることで
このお釈迦様の話のいい所は、その言葉を相手に返却できるという所。
悪口を受け取ってしまい傷ついてしまうと、自分の中でいつまでもモヤモヤ抱え込んだり、ストレス解消をしないと立ち直れなかったりと、やり場に困ってしまいます。
それが、私たちには悪口を受け取らないという選択肢があったんですね!目から鱗です。
悪口を言ってくるような浅ましい人間の言葉は、もはや言葉ではない。
悪口は受け取らない。傷つかない。自分の人生には存在しない言葉として生きいれば、相手が虚しくなり勝手に自滅していきます。
傷ついたり、イラっとするのは相手のネガティブなエネルギーを受け取ってしまった証拠。
そういう時はお釈迦様の言葉を思い出して、「この言葉、私は受け取らない」と意識する事で、自分らしくいきいきと生活する事ができます。
なんなら「お前に返却してやるよ。ざまぁ!」くらいな強い気持ちでいましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。