パーソナリティ障害になる原因は幼少期にあり!支配的な親の影響について考察

パーソナリティ障害や偏った思考になる原因として、幼少期の親子関係の影響があると言われています。

ある時私は、会社の自己愛さんと話をしている時に思いました。

 

「小さい頃の話になると、厳格な親・支配的な親が頻繁に登場するなぁ…。」

「職場で問題を起こす人の多くが、厳しい親に育てられたと言うのはなぜなんだろう?」

 

この記事では、パーソナリティ障害になる原因の1つ、親子関係について考察していこうと思います。

 

自己紹介

長年、職場の自己愛性パーソナリティ障害の人に苦しめられた経験から、たくさんの本を読んで勉強して人間関係やパーソナリティについて知識をつけました。

私の経験が誰かの参考になればと、自分の体験をブログに書いています。

 

仮説:会社の困った人たち、厳しい親に育てられている説

 

私が以前勤めていた会社の自己愛性パーソナリティ障害と思われる同僚はよく、「小さい頃、親が厳しかった」と言っていました。

また、友人の会社でもトラブルメーカーの同僚が「厳しい親に育てられた」と…。

 

偏ったパーソナリティを持つ人の話に頻繁に登場する「厳しい親」「支配的な親」の存在。

そこで、私は疑問に思いました。

むむ…?これは、あるあるなのか?
職場の困った人に「厳しい親」はつきものなのではないか…?

 

パーソナリティ障害の種類は全部で10種類と特徴はさまざまですが、そもそもパーソナリティ障害になってしまうのは以下の3つが原因だと言われています。

 

パーソナリティ障害の原因

1.遺伝的要因

2.家庭や家族環境によるもの

3.発達障害のケースもある

 

中でも、特に影響があると思われているのが、幼少期の親子関係と言われています。

親との基本的信頼関係や愛着を築けなかった子が「自己愛」を持てずに、あらゆるパーソナリティを形成してしまうと考えられています。

 

 

\パーソナリティ障害の種類と特徴まとめ/

 

 

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「自分は有能だ」と思われたい人が問題を起こす

 

身近な人の話や、友人の愚痴などを聞いていつも思うことですが、

職場の人間関係のトラブルにおいて、ほとんどの場合が「自分は有能だ」と思われたい人が問題を起こしています。

震源地です。

 

問題を頻繁に起こすトラブルメーカーの目的を冷静に分析してみると、たいていの場合がこれです。

「私は人から有能だと思われたい」

「私はいつでも正しくないといけない」

「私を誰よりも評価して」

 

しかし、なぜそんなにも人から「有能だ!」と思われないといけないのでしょうか。

強迫的に求める賞賛や他人からの評価。それが無いと生きていけないかのような必死さ。

 

とても生きづらそうに見えるこの偏った思考は、なぜ身についてしまったのでしょうか。

 

 

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厳しい親に条件付きで愛された過去

 

恐らく、偏ったパーソナリティを持っている人の多くが、親から条件付きで愛された過去があるのではないでしょうか。

 

・勉強ができる子なら愛された

・スポーツのエースなら愛された

・他人に自慢できる子なら愛された

・親のいう事を聞く子なら愛された

 

逆を言えば、成績が落ちれば愛情を貰えなかった。親の言う通りにしなければ愛情を貰えなかった。

このように条件付きで愛された体験が、「ありのままの自分では価値が無い」「評価される何かが無いと自分には価値が無い」と偏った思考へと導いていくのです。

 

きっと、あなたの周りのトラブルメーカーも、「あなたはそのままでいい」という大らかな姿勢のない、世間体を気にするような親の元に育っているのではないでしょうか。

 

それが、「厳しい親だった」という表現に現れている気がします。

 

 

支配的な親に怒りを表現しないことで積んできた成功体験

 

厳しく支配的な親の元に育った子供は、怒りを表現できずに育ちます。

さらに最悪なのが、怒りを表現しないことで成功体験を積んでいってしまうのです。

 

・「いいこ」でいることでうまくいった

・我慢することでうまくいった

 

怒りを抑圧することで、数々の成功体験を積んでしまいます。

そのため、自分の中で怒りを抑圧する選択肢しかなくなり、長年怒りを溜めこみます。

 

 

怒りの抑圧は他者への投影で姿を現す(職場の困った人のできあがり)

 

長年、抑圧した怒りは他者への投影で姿を現します。

本人は無意識で行っているため、本当に怒りを向けている相手は誰だか理解していません。

 

抑圧した怒りは偏ったパーソナリティとなり、周囲の人を困らせたり、漠然とした生きづらさとなり、姿を現します。

ここまでくると、職場の困った人のできあがりです。

 

抑圧してきた怒りや常に自分を取り巻く不安感を、理不尽に他人に向ける。

しかし、本来ぶつけるべき相手ではないので、いつまでも怒りは解消されません。

そして不安を解消するために繰り返します。
周囲の人も辛いし、本人も辛いよね。

 

 

こうなってくると、あなたの問題ではない(課題の分離)

 

ここまでくると、嫌がらせを受けている側の人間はどうにもできません。

もう、あなたがどうこうできる範囲の問題ではないのです。

 

アドラー心理学で言うなら「課題の分離」。

課題の分離とは?

✔ 全ての物事を「自分の課題」と「他者の課題」に分け、最終的に責任を負うのは誰かという視点で課題を分離する。

✔ 「自分の課題」は自分の努力でどうにもなるが、「他者の課題」は自分ではどうにでもできない。

✔ 「他者の課題」は気にするだけ無駄なので、気にしないで生きた方が幸せという理論。

 

一見、嫌がらせを辞めて欲しいと単純な問題のように思えますが、それはもっと根深いもの。

そして、会社のいち同僚がどうにかできる問題ではないのです。

 

「あなたが困った人なのは、私の責任じゃないからもう知らない!」という態度でOKです。

速やかに距離を取りましょう。

決して「あの人を変えてあげよう!」「どうにかわかってもらおう!」と思わない事。
もう、あなたがどうにかできる問題ではありません。

 

 

まとめ

今回はパーソナリティ障害になる原因について、自分が学んだことを交えて考察してみました。

偏った思考を持つ人の多くが、厳格な親・支配的な親に育てられた過去があります。

 

諸悪の根源は「親との関係」です。

そうなると、嫌がらせを受けている側の人間はできる事はありません。

 

何もできない事とわかれば話が早い。

「話せばわかってもらえる」「私が我慢すればいつかは伝わる」などの期待は持たず、速やかに距離を取るようにしましょう。

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