やつらはなぜ他人を攻撃し続けるのでしょうか。
自己愛性パーソナリティ障害の人が仲良しこよしができない理由をまとめました。
この記事を読み終わる頃には「可哀そうな自己愛さん。常に他人を攻撃しないと安心できないなんて…」と、憐れみの気持ちを抱く事でしょう…。
では参りましょう!
常にストレスフルな自己愛さんの心
自己愛さんは常にこう思っています。
しかし現実はそんなに甘くはなく、自分より優秀な人もいれば自分が失敗をする事だってあります。
普通の人にとっては当たり前の事ですが、そんな現実を付きつけられた自己愛さん達はどうしようもない怒りに支配されてしまいます。
自己愛の心の声:
「私が正しい!私が有能!私が私がぁあぁああぁあー!!!」
「自分が劣ってるなんて認めたくない!!認められないぃいいぃーーー!!」
自己愛さんは常に「現実の自分」と「理想の自分」の乖離に苦しめられてイライラしています。
自信満々のように見えますが、常に心は劣等感やストレスに苦しめられているのです。
そして、自己愛さんたちは自尊心を高めようと行動を起こします。
これが全ての問題行動のはじまりです。
自尊心の高め方は2つ「自分を上げるか他者を下げるか」
一般的に自尊心の高め方は2つあると言われています。
それは以下の2通り。
1.努力して自分を上げる
2.他者を下げる
簡単な仕事のミス1つで考えてもよくわかります。
自分を上げる方法で自尊心を高めようとする人であれば、「こんなミスをしないように、もっと努力しよう」と思い、どんどん実力がアップしていきます。
しかし、簡単で即効性のある他者を下げる方法を選択する人であれば、「私がミスをしたのは、こんな状態で書類を回してきたあいつが悪い」と、こういった思考になるわけです。
なぜ自己愛は「他人を落とす」しか選択しないの?
そして自己愛さんにとっての自尊心の高め方は「他者を下げる」しかありません。
なぜなら、自己愛さんは自分の視点しか持っていないからです。
それらはこんな行動に顕著に表れています。
fa-check 他人の立場になって考える事ができない
fa-check 自分を客観的に見る事ができない
fa-check 常に自分の主張をする
これらは自分視点しか持っていないという事で全て説明できます。
さらに自分視点しか持たない自己愛さんは、他者の反応のみで生きています。
その結果、自尊心を高める方法も「他人から称賛を受ける」「他人が落ちる様子を見る」といった外部の刺激を求めるようになります。
自己愛さんは穴の開いたバケツなんだよ
自己愛被害者のみなさん聞いてください…自己愛さんは「穴の開いたバケツ」です。
私はそう思っていました。
いくら水を注いでも、永遠に満たされる事のない穴のあいたバケツです。
強迫的に水を求めます。
常に不安定でストレスフルな自己愛さんは、不安を解消しようと次々と問題行動を起こします。
そして他人からの称賛を永遠に欲しがります。
しかし、自分の内面に意識を向ける事ができない自己愛さんは根本的な原因には気づきません。
バケツの底の穴をふさがないと、永遠に水をそそがないといけないのに…。
外からもらう刺激で一瞬は満たされるけど、穴が開いているからすぐに水は無くなり、またすぐに心は不安定になります。
その繰り替えし。
だから問題行動を次々と起こすのです。
それは自分の心の闇に気づかない限り、永遠にループし続けます。
これに気づくと可哀そうな人にも思えてくる
あなたの周囲の自己愛さんを「穴のあいたバケツ」だと思ってみて見てください。
バケツさん:
「私を認めろ!賞賛しろ!私が正しい!水をくれー!」
「あの人…めっさ必死やん。」こう思えてきませんか?
「いろいろ行動を起こして、それでも満たされる事なく過ごしていくんだな…。」
「根本的な原因に気づかないなんて、生きづらそうだな。」
こんな風に思えてくるのです。
とある有名な心理学者の先生はこう言っていました。
「人はみな幸せになりたいのではなく、安心したいんだ」
これは自己愛さんにも言える事。自己愛さんは安心したいのです。
「有能だと思われたい・褒められたい・賞賛されたい・認められたい」こう感じないと安心できなかった何らかのバックグラウンドがあるのです。
そう思うと必死になってるバケツさんを見て、少し可哀そうにすら思えてきませんか?
まとめ
今回は自己愛さんが他者を攻撃する理由を、自分なりに解説させていただきました。
自己愛ことバケツさんを見て、「なんだか必死なのにいつまでも満たされないで…かわいそうな人だな」と少しでも憐れむ事ができれば、あなたは心理的に少し楽になるはずです。
何か嫌な事をされた時には「かわいそうだな・・・」と思って彼らを見てください。
自己愛さんと心理的に距離をとる事ができる言葉でもあります。
この記事が誰かのためになれば嬉しいです。