人間関係を壊さずに自分の意思を伝えるDESC法をご存知ですか?
会社の上司や、恋人や家族、仲の良い友達に言いたい事がうまく伝わらなかった経験って誰にでもありますよね。
特に気が弱くて言いたい事が言えない人や、自分の意思を伝えようとすると相手を怒らせてしまう不器用な方は必見です。
この記事では「DESC法って何?・どのような場所で使える?・具体例は?」といったポイントに絞って解説していきます。
このDESC法を活用して、円満な人間関係を築いていきましょう!
DESC法って何?
自分を取り巻く人間関係の中で、自分の意思や要望を伝える場面は多々あります。
うまく伝わらず相手を怒らせてしまったり、モヤモヤした感情のまま引き下がったりしていませんか?
そんな時におすすめなのがDESC法です。
DESC法とは、客観的な事実と自分の気持ちを伝え、解決案と選択肢を提案する方法。
■DESC法とは?
Describe (描写する) | 状況を客観的に伝える |
Explain (説明する) | 自分がどう思っているかを伝える |
Suggest (提案する) | 状況を変えるための提案 |
Choose (選択してもらう | 提案を受け入れてもらえなかった場合の選択肢 |
不器用な人は自己主張ばかりしてしまい、相手の主張を軽んじてしまいます。
DESC法は「お互いに歩み寄りましょう」という提案をし、気持ち良い解決へと導く合理的な方法です。
DESC法はどのような場所で使える?
DESC法は、コミュニケーションが発生する全ての場所で有効です。
日常の、あらゆる人間関係で応用できます。
fa-check-circle会社…パワハラ上司・取引先・職場の人間関係
fa-check-circleプライベート…親子・夫婦・友人
fa-check-circle学校…いじめ・先輩・先生
日ごろ、あの人にはうまく伝えられないな。と感じている相手がいれば是非試してみてくださいね。
どんな風に使えるの?DESC法の具体例
では、DESC法はどんな風に使ったらいいのでしょうか。
ここでは、具体例を紹介します。
新入社員とパワハラ上司で再現させていただきますね。
例)会社を早退したい新入社員
D…状況を客観的に伝える
E…自分がどう思っているかを伝える
S…状況を変えるための提案
C…提案を受け入れてもらえなかった場合の選択肢
パワハラで訴えますよ!
くれぐれも、このような事にならないようにしましょう。
客観的かつ冷静に表現することで、相手にも受け入れられやすくなります。
fa-check-circleCHECK POINT
咄嗟のコミュニケーションで、これら全てを伝えるのは難しいですよね。
そんな時は、最低限のE(自分がどう思っているか)・S(状況を変えるための提案)まで伝えられればOKです。
この例だと…。
今日やらなきゃいけないこの仕事は、〇〇さんにお願いして帰ります。
DESC法の目的は「お互いに納得できる妥協点を探す」こと
ここまでDESC法について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
くれぐれも間違ってほしくないのが、DESC法は自分の主張をゴリ押しするものではありません。
お互いが納得できる妥協点を探す事を目的として編み出された方法です。
人間関係はお互いに歩み寄る姿勢が重要です。
咄嗟に使用する事は難しいかもしれませんが、言いたい事が言えない性格の人は知っておくだけで「心のお守り」になりますよね。
お互い気持ちよく解決できるように是非使ってみてくださいね。