
今回は、文章の想像力を使ってもっと心を動かしていきます。
「文章で読み手に華々しい未来を想像させる」これがポイントです。
では、見ていきましょう!
文章には想像させる力がある
突然ですが、質問です。
なんだよこの質問~。
文章と全然関係ないじゃないか~。
小さい頃のお母さんとの思い出って、人によって全然違いますよね。
しかし、この一文を読むと、
読んだ人それぞれが、自分の母親とのあたたかい思い出を想像する事ができるんです。
小さい頃感じた母親の温もりや、優しい笑顔まで想像できます。
この一文の想像力は無限大です。
さらに付け加えます。
この一文が、「母の日のプレゼント特設コーナー」に置かれていたらどうでしょうか?
買うつもりの無い商品でも、買う可能性が出てきますよね!
この文章は、買ってくれとも言っていません。
置かれている商品の素晴らしさを説明をしているわけでもありません。
しかし、読み手が幼い頃の母親との思い出や、母の喜ぶ顔を想像し勝手に行動するのです。
これが文章の持つ本当の力なんです。
fa-check-circle心を動かし、行動を動かす文章はユーザーに想像させる力がある
華やかな未来を想像させる文章の法則
FABとはユーザーに華やかな未来を想像させ、商品やサービスを魅力的に感じるセールスライティングの法則です。
売れる法則ことFABの法則をしっかりと勉強しましょう!
まず、FABについてのご説明から。
F | Feature(機能・特徴) |
A | Advantage(利点) |
B | Benefit(利益:ベネフィット) |
売りたい商品やサービスをF・A・Bの形で洗い出して、並び替えます。
注目は順番です。
世の中には、F→A→Bの順番で書いている文章がけっこう多いのですが、
相手に想像させたかったら断然にB→A→Fの順番です。
例)鉛筆しか持っていない人に「シャーペン」を紹介する文章
まず、FABをそれぞれ洗い出します。
fa-check-circleF(機能)
シャーペンには芯を入れる所がある。ノックすると芯が出てくる。
fa-check-circleA(利点)
芯が無くなっても、詰め替えれば繰り返し使える。
fa-check-circleB(利益)
わずらわしい鉛筆削り不要。時短で楽ちんになる。
次に、並び替えます。
FABの文章もBAFの文章も、順番に見ていきましょう!
このシャーペンって芯を入れる所がここにあるんですよ?すごいでしょ?
ノックすると芯が出てくるんです!(F・機能)
また、芯が無くなっても詰め替えれば繰り返し使えます。(A・利点)
これで、面倒な鉛筆削りとはサヨナラできますね。絶対おすすめです。(B・利益)
鉛筆削りって本当に面倒くさいですよね?鉛筆だと何本も持ち歩かなきゃいけないし。
そんなわずらわしさから解放されたくないですか?
そんなあなたを、超らくちんにしてくれるアイテムが「シャーペン」です。(B・利益)
このシャーペンのすごい所は、芯が無くなっても詰め替えれば繰り返し使えるんです。(A・利点)
詰め替え芯を入れる所があり、ノックすると芯が出てくる仕組みになっています。(F・機能)
いかがでしょうか。
BAFの方が想像しやすい文章になりますよね。
ポイントは最初にベネフィットを伝える事。まず、読者に華やかな未来を想像させるんです!
「特徴や機能」をいくら説明しても、読者には響きません。
また、1番アウトなのがF(機能・特徴)ばかり紹介するもの。
このシャーペンって芯を入れる所があります!
ノックすると芯が出てくるんです!すごいでしょ?
ボディの色は青です。また、クリップがついているんです。(F・機能)
なので、ポケットに引っ掛けられますよね。(A・利点)
「このテーマで調べて、答えを提供しよう!」と思うと、特徴ばかり書いてしまいがちです。
ですが、これでは、「共感」や「想像」は生まれません。
fa-check-circle想像させる文章にしたいなら、FABの法則で「B→A→F」の順番で書くこと
BAFの順番で書くと主語が読み手になる
なぜ、ベネフィット優先で文章を書くと、ぐっと引き込まれて魅力的になるのでしょうか。
その理由は簡単。
ベネフィット優先で文章を書くと、自然と主語が「読み手」になるんです。
先ほどのシャーペン紹介文を再度確認してみてください。
FABの順で機能から書いた文章
・・・「主語=シャーペン」
BAFの順でベネフィットから書いた文章
・・・「主語=読み手」
こうなっていますよね。
ベネフィットを優先して記事を書くことで、自然と読み手が「自分の事だ!」と共感してくれる文章になるという仕組み。
BAFの順番で書くと、読み手と対話しているようなストーリー仕立ての文章になりやすいです。
fa-check-circle常に読み手ファースト。「自分の事だ!」と思わせよう。